是枝監督作の中でも、おそらく本作がいちばん会話のやり取りが面白いかもしれない。
会話の中に織り込まれた本音と建前、喪失と受容、そしてささやかな愚痴が、登場人物たちの人間らしさをより濃密に浮かび上が…
よく、好きな人物・キャラはどのような人か、というような話題で「人間臭いキャラクターが好き」というような人がいるが、本当に人間臭いとは、この映画の家族のような人々をいうのだろうなと感じた。
それぞれ…
歴史と文化の授業で鑑賞
この映画は里帰りの描写が鮮明に描かれていた。人物同士の関係性や田舎の雰囲気が実際に自分が体験したことがあるかのように思えるほどリアルだった。
そんな、ありきたりな田舎への里…
樹木希林が、息子が助けた男の子に”来年も来てください”と言うところで、両方気まずいからよせばいいのにと思った時点でもう手中だった。
忘れてもらっちゃ困る、とちょうちょの場面怖かったけど、いや息子亡く…
「日本の家族」というかたちの、
なんとも言い難い嫌なところが巧妙に描かれていました。
最初は、昔ながらの台所や家族の集まりや
取るに足らないような会話などを見て、
ずっと見ていられるなとか、やっぱり…
是枝監督の映画の中でもいちばん身近に感じた。一見問題なく見える嫁姑だけど姑がサラッと嫌味言ってくるとか、何から何まで田舎の実家帰省の解像度が高すぎる!
一人一人嫌なところもあるし良いところもあるし…
のどかな風景&音楽と陰湿な話のギャップがよき。
自分が親族の付き合いが苦手な理由、全部ここに描かれてる。
YOUと樹木希林の母娘コンビの会話。実家すぎる。帰省した気持ちになりました。
阿部寛だけ…
(C)2008「歩いても 歩いても」製作委員会