スギノイチ

くノ一化粧のスギノイチのレビュー・感想・評価

くノ一化粧(1964年製作の映画)
3.5
前作『くノ一忍法』よりかなり喜劇チックで楽しい。
ピンク映画女優たちによる脱力ダンスで幕開け。
B級どころかC級みたいな内容だが、ここまでくると笑えてくる。

「女の乳を吸ってその女に化ける」能力を持つ芦屋雁之助が女忍者の乳を吸うと、逆に”忍法ややこ返り”によって赤ん坊にされてしまい『こんにちわ赤ちゃん』が流れるシーンはアホらしすぎる。
(しかもそのまま川に放流されてしまう鬼畜展開)
虫を操る女忍者も出てきたが、合成クオリティが恐ろしく低くて苦笑。

中島貞夫は『赤い殺意』に感銘を受けたらしいが、なるほど西村晃&春川ますみに加え、小沢昭一や加藤武など今村組が勢ぞろいして悪ふざけに加担。
美女に化けた小沢昭一と西村晃のキスシーンなんてよくやるよ。
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