ルネ・クレール 私には合わなかった。 記憶では1作ぐらいは見ていたはずだが作品名も憶えてなく、代表作のうち著名な今作を選択。 もともと群像劇は苦手な上に、登場人物のほとんどが子供に様な心理描写(童心)。
人物は皆、存在感あり主演のアナベラも魅力的な女優さんだが、日常描写がずっと続き、1時間経過した時点でも、物語が始まらない・・・。 終盤やっと事件が起こるが、すぐ終了・・。
私はノスタルジックも、時代を反映した作風も理解出来るつもりだが、このお気楽作風は肌に合わず、見るのが辛く感じた。
口論・雨・キス と喜怒哀楽が一瞬で変わる♪
こういうのがフランス映画と言ってしまえばそれまでだが、大人の演出には感じない。
対する30年代のハリウッド作「汚れた顔の天使」の情報量の多さと物語のスピード展開を考えると、真逆の作品。
同じフランス映画でもアラン・ドロン主演作はほとんどが好きな作品なので、やはり私にはシリアスな作品が合っている様です・・。