やむちゃ

ジャガーNO.1のやむちゃのレビュー・感想・評価

ジャガーNO.1(1979年製作の映画)
2.7
備忘録
小学6年生の時に鑑賞。

父と行った記憶がある。
パンフレットも買ったが、スクリーンが小さな狭い劇場だったので、封切館ではなく二番館だったのかも。

ジョー・ルイスは、ブルース・リーの友人で全米空手チャンピオンという肩書で、来日もしたはず。
事実、現役時代のチャック・ノリスと試合もしており、ブルース・リーに師事していたこともある(マシュー・ポーリー著ブルース・リー伝にも記載あり)。

日本では「ブルース・リー」絡みの紹介でカンフー映画系の宣伝がされていたが、実際は007のようなスパイものだった。
パンフレットにも"good-bye 007! JAGUAR is coming now!"とのキャッチコピーがある。

ただストーリーが全くわからない。
当時は子供でわからないのかと思っていたが、さきほど今品を検索してみたところ、他の方のブログでも同様のことが書かれていたので、誰が観てもわからないのだと思う。
スパイ映画っぽく、世界中の都市を転々としながら敵と戦っていく。が、007のように世界を移動する理由がない。場面が変わると、なぜか別の国になっているといった具合。

キャストは、「007私を愛したスパイ」のバーバラ・バックや、「ドラキュラ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のクリストファー・リーなど豪華な顔ぶれだが、対して印象に残らない。

アクションも演出が悪く、迫力なくテンポも悪い。
印象に残っているのは、ジョー・ルイスが車の天井に張り付くシーンと、日本で空手着で戦うシーンぐらい。

せっかくそれなりの予算、キャストを揃えながら、残念な作品になっている。
シリーズ化を狙っていたんだろうと思うが、当然ながらそれは叶わなかった。

その後、ジョー・ルイス主演で、「フォースファイブ」という作品が公開予定として、ロードショー誌の裏表紙に広告が出ていた。
監督がロバート・クローズ(燃えよドラゴン、死亡遊戯、バトルクリーク・ブロー)、共演がベニー・ユキーデということで、とても楽しみで心待ちにしていたが、いつの間にか日本公開が見送らたようで、ビデオなどでも出なかった。
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