ピカッと光って、ドンと落ちる…
だから、ピカドン。
カタカナ4文字の羅列だと可愛らしさすら漂うが、これがいわゆる広島と長崎に投下された原子爆弾の俗称。
ほのぼのとした絵柄のアニメが、原爆投下後に一変する。
そこは、まさに地獄絵図。
「戦争を知らない子供たち」という言葉がある。
戦争なんか知らなくていいと思う。
戦争のない世の中であるべきなんだから。
だけど「戦争のことを知らない子供たち」では困る。
かつて、広島と長崎に原爆が投下されて…たくさんの犠牲者が出たことを知らないのは、どうなの?
今の時代、このような作品を子供たちの目に触れさせないような風潮があるようだが…なぜ?
刺激が強すぎるから?
描写がグロいから?
トラウマになるから?
アハハ…笑わせてくれるよね。
人が生きていく上で、トラウマのひとつくらい誰でも持つでしょう。
トラウマって、ある意味…ありがたいギフトだよ。
克服という行動につながる大切なツールだもん。
もちろん、例外もあるけど。
子供たちを守るという上っ面の名目で、真実に蓋をするナンセンスなやり方はいかがなものかと思いますよ。
かつて実際に起こった戦争による愚かしい出来事を、世界中の人々が知らなくちゃ。
どこかの有名な温泉宿の名湯みたいなぬるま湯で、日本の子供たちを育てないでほしい。
蓋をしなくちゃいけないのは、飲みかけのペットボトルだけで充分。
落とした国も、落とされた国も、またそれ以外のすべての国も…二度と繰り返してはいけない「ピカドン」
そこに蓋をして、隠そうとするのはやめましょう。
何不自由なく過ごすことだけが平和ではなく、過去に繰り返された悲しくて愚かな事実をわかった上で…肌で感じるもの、それが真の平和であるということ。
これからも、ずっと伝え続けていかなくちゃ。
真実をありのまま、24時間オープンでお願い。