なだ

ルパン三世 風魔一族の陰謀のなだのレビュー・感想・評価

3.6
主演のルパンを演じた古川登志夫さんがあまりの酷評に今作を隠したがっている雰囲気を感じて観てこなかったけど

これはこれでアリ!

80年代のルパン映画の中ではかなり面白いんじゃないかな。

舞台は飛騨
隠されたの財宝をめぐりルパン一家と風魔一族がお宝探しの攻防。
ルパンは死んだものと出家していた銭形も坊主頭で乱入。
冒頭のヒロイン紫ちゃんと五右エ門の結婚式が一番驚いた。
五右エ門結婚願望があったのか😲

絵コンテや動画は「カリオストロの城」から続く懐かしの「大塚ルパン」ですね。不二子は「侍ジャイアンツ」のリカちゃんに似てるなぁ😄
惜しくも他界された大塚康生さん監修

従来の声優がギャラの関係の為か一新している。既存キャストに連絡が行っておらずトラブルになったらしいが😅

一流声優さん達の演技力はキャラクターのイメージを損ねていない。古川登志夫さんは山田康雄さんの真似をせず新しい個性で演じているのが良い。

ルパン…古川登志夫
次元…銀河万丈
五右エ門…塩沢兼人
不二子…小山茉美
銭形…加藤精三

音楽…宮浦清、小田敏文

一番の違いは音楽が大野雄二さんでないことが雰囲気を違えている。
始めは違和感があるけれど耳に馴染んてしまえば大丈夫でした。

逆に私にとって栗田貫一さんのルパンはまだ違和感でしかない。

今作でファンからの苦情を恐れてか栗田貫一さんにモノマネの延長をさせる制作陣からは次世代のルパンは生まれない。
いつまでも山田康雄さんのルパンを越えていない気がしている。

今は亡き塩沢兼人さんと加藤精三さんの名演技も加味して再評価されて良いんじゃないかな。

端役で後の銭形警部を演じる山寺宏一さんがいるのが面白い。
なだ

なだ