まみこwith餅さま

俺たちは天使じゃないのまみこwith餅さまのネタバレレビュー・内容・結末

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ひさしぶりに観た!

雨続きの梅雨空から、晴れ間がのぞいたような…雨上がりの風が吹きすぎてゆく気分!

最初観た時は、矛盾点や説明不足が気になったのですが、何回か観るうちに二人の熱演のトリコになって、気にならなくなりました!😅💦

✨✨✨🌱✨🥰✨🌱✨✨✨

テンポいいストーリーに
ほどよいユーモアとスリルを加えて
ちょっぴり神聖な気分も…✨✨✨

クライマックス、マリア像自らが救いに降臨する場面が素晴らしい!
CGでは醸し出せない空気感!
水中で差し出された手は光り輝いている。
うわーっ!!!と心の中で叫んでしまう。
ストレートな神秘表現に拍手!👏👏👏

✨⛪️✨⛪️✨⛪️✨⛪️✨⛪️✨

ネッド(デニーロ)の豊かな表現力と、
ジミー(ショーン)の子供のような純粋さ。
親子のような、兄貴と弟分コンビが微笑ましい💕

おそらくコソ泥?の二人に、脱獄囚としての気概があろうはずもなく、オロオロと事態の対処に右往左往する。
人々の善意や勘違いや反発に踊らされて、
クライマックスの祭り当日を迎えてしまう。
二人が否応なく流されてゆく様子は、おかしみと哀れさでフフッとなってしまう。
「ウサビッチ」のプーチンみたい!

✨🛐✨🛐✨🛐✨🛐✨🛐✨

物語は闇から光へ…もがきながらすすむ二人は、さながら最弱の勇者だ。
行きあう人に鍋の蓋やお玉(マリア像の温度計や十字架のペンダント)を貰い、いつのまにか魔物(追手と死刑囚)の待つ冒険の旅に出てしまう。逃亡者というマイナスからのスタート。

臆病でオドオドしていたジミーが、終盤、観衆をまえに素晴らしいスピーチをする。そして拳銃を乱射する死刑囚に飛びかかって闘う。短期間に、ものすごい成長ぶり!

この立役者は、ジミーを著名な宗教者だと信じて行動のすべてを肯定し心酔してくれた若き修道僧かも…。ネッドと体験した諸々に加えて、この一途な信頼が彼の力を呼び覚ましたのだと感じました…🧐💭

✨💒✨💒✨💒✨💒✨💒✨

暗い刑務所から、死刑囚の脱獄に巻き込まれて小さな町へ。
ここも薄暗い、地味な場所。
あちこちガタがきてる木造の教会。
涙の聖母像の上には破れた屋根。

ラスト、橋を渡って対岸から眺めた修道院に、やっと陽射しがふりそそいでいる。

橋の上での、凸凹コンビの解散シーン。
手ぶりと表情だけで互いの気持ちを伝え合う。
グッとくる名シーンです。

願わくば本物がうまいこと現れず、新ブラウン神父が長く奉職できますことを!

✨✨💕💕💕😌💕💕💕✨✨


また雨が降るだろうけれど、
いまは風に吹かれて
空を眺めよう…✨😌✨🌂✨🌱✨

いい映画でした✨🎞✨