Ryan

俺たちは天使じゃないのRyanのレビュー・感想・評価

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)
3.8
レア時代、細いジョンCライリー


ストーリー
1935年、カナダに近いアメリカの刑務所。極悪囚人のボブが、処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して逃亡を謀る。処刑場にたまたま居合わせた泥棒のネッドとジムは、訳がわからないままボブと共に脱走し、カナダ国境を目指す。


主演 ロバート・デ・ニーロ
   ショーン・ペン
監督 ニール・ジョーダン


想像以上に面白い。
コメディかと思いきや割と前半は重めで終始見たことのない閉鎖的空間に圧倒される。
内容が内容なだけに偶然や奇跡的な事が起こってもこれも神の御心かと受け入れられる。
不思議な映画。

圧倒的に好きなのはこの町の景色。
1930年代の閉鎖的な町でありながら、余所者を受け入れる事のできる信仰があり、それを食い物にして描くかと思いきやちゃんと新しい展開を取り入れながら進んでいく。
現在では多分こんな街はないだろうし、この規模の映画だから出来たような雰囲気。

ロバートデニーロとショーンペン演じるキャラクターがまた人間味溢れており、彼らの行動が後々どのような展開になるかは想像もつくが、終盤の終わり方を観るとこの映画全体で言える成長が見れてなんだか嬉しい。

ロバートデニーロの怒り演技はさすがに怖いが、デミムーアお綺麗だし、ジョンCライリー細いし。

善悪の垣根を越えて描こうとした物語が好きであった。
ショーンペンかっこ良い。
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