はる

たくましき男たちのはるのレビュー・感想・評価

たくましき男たち(1955年製作の映画)
3.5
テキサスからモンタナまでの2400キロ、牛の大群を移動させる牛追いの仕事が圧巻でした。
大きな荷馬車を崖から下ろす技が凄かったです。
冷蔵技術がない時代だから生きたまま連れて行くわけですが、牛たち、必死に崖を下り川を渡っていましたよ。食肉にされるとも知らずに。
テキサスでは1頭3ドルの牛がモンタナでは50ドルで売れたんだそうです。
確か『荒野の決闘』でも1頭3ドルって言ってたっけ。
今ならステーキ1枚分にもならないよね、相場が違いすぎて混乱する。


もう一つの見どころは、欲張らないで小さな牧場を持てばいいと語るベンと、世界を手にしたいネラの恋の行方。
頻繁に「小さい男は嫌いよ〜♪」と歌っていて、ブーツは男に脱がせてもらいたい、ちょっと性格悪めのヒロインでした。でも彼女のパッチワークのブランケットは素朴でかわいい。あれだけはどこに行っても手放さないところが憎めなかったです。
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