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鶴は翔んでゆく/戦争と貞操
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『鶴は翔んでゆく/戦争と貞操』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-499 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-588

🖋映像のテクニックで魅せてくれる、これぞ映画!!という映画らしい作品です。第二次世界大戦で恋人を失った女性を描いたある意味反戦映画なんですが、とにかく映像が素晴らしい!!寒々としたモノクロの映像で、スターリン時代の陰鬱な厭世観を見事に表現し、オープニングとエンディングの上空を雁行して飛ぶ鶴の群の印象的な映像を筆頭に、ヒロインのヴェロニカを俯瞰して追いかけ続けるカメラワークや、ヴェロニカのクローズアップ、そしてモンタージュと、エイゼンシュタインから続くソ連映画のテクニックをこれでもかっ!!と魅せてくれます。

🖋️ストーリー的にもシンプルで、ソ連の戦争映画でよくあるような政治的、プロパガンダ的な作品とは全く違い、戦争そのものを見せるよりは“銃後の苦しみ”戦争の巻き起こした悲劇を真っ向から描いた悲恋劇です。“銃後”と訳された言葉も印象的で、“戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民。”を指す意味なんですね。

🖋️そして何度ものブロマイドの如くのクローズアップに耐える美貌と表情を持つ主役ヴェロニカを演ずる女優タチアナ・サモイロワの魅力がこの映画を素晴らしいものにしています。結果、第11回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得したんですね。

🖋️そして逆説的なエンディングで、希望を持って生きることの大切さを伝えている、その手法も秀逸。フルシチョフの雪解けの時代を象徴しているエンディングだそうです。深いい!!

😌Story:(参考: allcinema)
ロシアの青年のもとに召集令状が届いた。彼は最愛の恋人を残して、戦線に出征し戦死する。だが恋人は彼の死が信じられず、やむなき事情で結婚したあとも、ずっと彼の帰りを待ち続けていた……。

🔸Database🔸
・邦題 :『戦争と貞操(1957)』
・原題 :『The Cranes are Flying』
・製作国 : ソ連
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1958/08/26
・上映時間 : 97分
・受賞 : 第11回カンヌ国際映画祭
パルム・ドール
・監督 : ミハイル・カラトーゾフ
・脚本 : ウィクトル・ローゾフ
・原作 : ウィクトル・ローゾフ
・撮影 : セルゲイ・ウルセフスキー
・音楽 : ミェチスワフ・ヴァインベルク
・出演 : タチアナ・サモイロワ、アレクセイ・バターロフ、ワシリー・メルクーリエフ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
一九五八年のカンヌ映画祭でグラン・プリを授賞されたソヴィエト映画。スピードに富んだ卓抜なキャメラ・ワークや、個人を中心としたテーマの描出で、新しいソ連映画として賞讃された。第二次大戦下の、兵士として出征した恋人を思いながら、空襲下に結ばれた他の男との結婚に悩み、恋人の戦死によって、一人強く生きることを決意する女主人公の物語を、ヴィクトル・ローゾフが執筆、「最後のあがき」「親友」等の未輸入作品を作っているミハイル・カラトーゾフが監督した。キャメラは「女狙撃兵 マリュートカ」のセルゲイ・ウルセフスキー。音楽はエム・ワインベルグ。監督のカラトーゾフは前文化省副大臣という肩書をもっている。女主人公を演じるのはタチアナ・サモイロワ、彼女はこの作品の前に「メキシコ人」という作品でメキシコ女を演じた。他にアレクセイ・バターロフ、ワシリー・メルクーリエフ、アレクサンドル・シュウォーリン、S・ハリートノワ、K・ニキチン、V・ズブコフ等が出演する。後に邦題が「鶴は翔んでゆく」に改題された。
傑作戦争映画。

ソ連の戦争映画は初めてだったけど(見たことあるかもだけど記憶にない)凄く良かった。長尺で難しいイメージは偏見だった。短いしストーリーは単純。それでもって素晴らしいカメラワーク(これ本当にすごかった!)と美しい構図。傑作と呼ばれる所以がわかる。やっぱ戦争みたいな実際に起こった悲劇を映画にする時には、無駄に誇張せずストレートに伝えた方がいいなと思った。

婚約者が志願兵として戦争に行ってしまい、彼の帰りを待ち続けるベロニカ。しかし彼がいない間に甥のマルクと結婚してしまい後悔の念に苛まれる。彼は果たして帰ってくるのか…的な。

ありきたりな展開だから先は読めるけど、それでもっやっぱり胸を打たれる。ほんとラストは悲しくて見てられなかった。いい感じに美化してるけど残酷すぎる。

甥は糞だけど、空襲の最中に愛の告白をして顔面打たれまくるシーンは好き。あんな時にチェイコフスキー弾くな。

ベロニカがオードリー・ヘプバーンに見える。
TS

TSの感想・評価

3.8
短文感想 80点
一昔前は「戦争と貞操」というタイトルだったそうですが、時代の流れもあり邦題が変わった模様。ソ連のとある二人に焦点をあてた作品なのですが、これまた報われない惨たらしい話です。戦争というのは、もちろん兵士として駆り出される人も辛いでしょうが、いつ帰ってくるか、いや果たして帰って来れるのかという気持ちで待ち続ける人も辛い。戦争なんてミクロレベルで捉えたら誰も得をしない空虚なものなのです。螺旋階段のシーンや群衆を駆け抜けるカメラワークが凄まじいです。内容もともあれ、卓越したカメラワークが特に今作は評価されています。納得の一品でした。

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