市井のひと、というか小学生のしょうもなさの解像度が凄くて、流石に高畑監督は人間ドラマ上手いな…
というわけでアニメ映画としては面白い。確かに面白いけど…
昭和の子供の生活、サバイバルすぎない!?
タエ子が一人の人間として尊重されてないエピソードが多すぎて、見てる間中ずっと「子供の人権」てワードが頭の中を飛び交ってた。
教師は何やってんだよってシーンも多いし…
昭和の社会ではこれが普通だったんだろうな、て思うと尚更切ない。
でもってそんな環境で成長したタエ子はきっちり自己肯定感低めな大人になってるし。最後もハッピーエンドっぽいけどほんとにいいのか…?て一抹のモヤつきが…
それにしても、高畑作品は宮崎作品と違って固有名詞がぽんぽん出てくるのが面白いね。ダイナミックに飛び出すPUMAのロゴに大笑いした。