はじめ

千夜一夜物語のはじめのネタバレレビュー・内容・結末

千夜一夜物語(1969年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

15年後のストーリーが特にめちゃくちゃおもしろい。富も名声もなにも持たなかったときに抱いてた愛をシンドバッドになってから忘れてしまう。ジャリスが寝る閨の灯を消すところの曇ったジャリスの目と、ぼんやり見えるシンドバッドの顔が一番怖かった。
アルディンはどこまでも奔放とか傲慢を持って自由に振る舞っていくところがいっそ気持ちがいい。

ずっと色とか背景とか、実写や特撮が独特で好きだった。声の出演者たちが北杜夫、吉行淳之介、遠藤周作など非常に豪華で驚く。
女護ヶ島の人から蛇へ変化するシーンや魔神が馬に変わるシーンはさすがとしか言いようがない。

『千夜一夜物語』がどういう話なのか読んでみたい。
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