吉良吉影

プレステージの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

因縁の2人のマジシャンが互いに騙し合う生死を賭けた戦い。序盤からマジックには「確認・展開・偉業」が必要だと繰り返し言われていたが、最後の亡くなったものが元に戻る展開から偉業がこの映画の肝であることが分かる。確かにこの3つの要素を映画全体で再現して、実際に擬似的マジックを見ているようだった。
ボーデンの別人格発言が意味深だったが、まさかの展開に騙された。最後に生き残る替え玉?ボーデンが少し可哀想にも感じたが、巷ではボーデンすらコピー説があるのを知り驚いた。
『インターステラー』ではアインシュタインの相対性理論を題材にしていたが、今作はニコラ・テスラの電気発明をトピックにしていた。序盤はイリュージョンマジックのような非現実的な空間が作られていたが、いつの間にかSFに転換されていたのが興味深い。
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