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プレステージのgigigiのレビュー・感想・評価

プレステージ(2006年製作の映画)
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2回目の鑑賞。といっても1回目の記憶が恐ろしいほど無くって、どんだけ寝てたんだと情けなくなるほど。
ボウイさんが出ていたシーンなんてほぼ記憶にない。この映画の見所の1つなのに。
鳥好きの人には悲しい映画だけれど、マジックショーの裏側って本当にああいったタネが多いの?あれだけ豪華なショーの裏側は暗くてじとっとしていて、思ったよりも単純な仕組みだったりもして、この映画を見てマジシャン達はどう思ったのか知らん?あんまり言わないで!だったり、こんな単純じゃねぇし!と憤慨したりするのだろうか。
といっても最終的なクライマックスのタネは非現実的なマジックなので映画としては一気に”ファンタジー”映画になる。
あれをやられてしまうと、今までの本当のマジック達が霞んでしまうけれど、ああまでしないと彼には勝てなかったという哀しい男の結末までのプロセスには必要不可欠だったのかもしれないししょうがない。
ラストの展開は初見でも今までのセリフなどから読めてしまうオチではあるけれど、別にそれに納得行かないわけではない。
簡単にいうと、ただただ、ヒュー・ジャックマンが可哀想な話である。妻も奪われ、パートナーも奪われ、大事な相棒も最終的には相手側に。何も無くなった男には、もうあのラスト以外は受け入れられないくらい。むしろ、彼にとってはあのラストで良かったのかもしれない。
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