このレビューはネタバレを含みます
映画祭注目作品だったけれども、脚本の出来に物足りなさを感じた。スター時代劇としての様式美は見事なもので、片腕と片脚を失った中での雷蔵の決死の殺陣は見応えあり。雪中で死に絶える夫と妻の描写も美しい。
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赤穂浪士が歩みゆくシルエットを映したタイトルが最高にカッコいい。けれど作品全体は冗長。時々良いショットもあるけど、あまり目立って美しいシーンはない。勝新太郎と市川雷蔵の2大スターが登場するのに、あま…
>>続きを読む吉良邸への討ち入りの道すがら、堀部安兵衛の脳裏によぎったのは、不思議な縁で友情を結んだ剣士丹下典膳のことであった、、、という導入から始まるお話。
古〜い作品なので、所々、聴き取りづらい箇所がありま…
市川雷蔵ってなんとも不可解で魅力的な役者。顔の角度によってガラリと性格が変わる。
市川雷蔵演じる丹下典膳は顔良し性格良し、腕前良しの三拍子揃ったエリート。それが後半策略に嵌り、ついには片腕を失う。
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