ふぃるむくん

薄桜記のふぃるむくんのレビュー・感想・評価

薄桜記(1959年製作の映画)
3.6
淡い桜が散る頃に
思い出されるあの二人

信念を持った眼光と
桜のような美しき人

桜を辱しめた五人の悪を
誰が許してなるものか

手足が切り落とされようと
刺し違えても悪を断つ

そんな彼のために俺は
何ができたのかと憂う

悪の残党を退治してもなお
漂い続ける虚しさが

彼らが散っていったように
俺も雪の夜に深々と