ひとりの女を巡り紅に染まってしまった雷さま。ぼろぼろになりながらも品格を保ち、尚も復讐に燃える姿は市川雷蔵にしか出せない境地と言っていい。
忠臣蔵の外伝的な要素もあるが、やはり忠義も愛には敵わなか…
以前観たテレビドラマの「薄桜記」の山本耕史があまりにも美しかったので再見したかったのですが、シリーズで長いので雷蔵さまの薄桜記を先に。
雷蔵さまの方が山本耕史より儚げだと思っていましたが、逆で頼も…
このレビューはネタバレを含みます
2022.73 *160
傑作と言われる映画らしい。
妻の不義密通への対処とか、現代人には理解し難いものがあって、私はあまり面白いとは思えなかったな…
腕を斬られる例のシーン気持ち悪い。
最後…
カツライスの共演作ということで舞い上がるほど期待しすぎたのか、たまたま鑑賞時に集中力が欠けていたのか、正直とにかく肩すかしな気分だったので、いずれリベンジできたらと思う。待ってろよ(>o<")
>>続きを読む恋の運命の綾が安兵衛を赤穂浪士とした物語。初々しい雷蔵&勝の競演、竹光チャンバラ殺陣の様式美、妻の災難(夫への遺恨の敵から狼藉受ける)を武家の体面から離別せねばならない苦衷、男同士の恋と恩義の交錯e…
>>続きを読むこれは面白い。
忠臣蔵で一番人気があると言われている堀部安兵衛の回想、というところでまずそそられる。
しかも、安兵衛と因縁めいて対する丹下典膳という男が、これまたとても格好いいのがたまらない。
安兵…
高校生の頃、深夜テレビで観た覚えがある。でも最後まで観ていたかどうかは怪しい。タイトルロールのシルエットだけは覚えていた。物語そのものは最近NHKでドラマ放映したので知っていた。NHKの配役は、丹下…
>>続きを読む大映時代劇らしい美麗な画面と舞台調のケレン演出。
それに不釣り合いなほど話はハード。
雷蔵はボロボロになりながら多勢に立ち向かう悲劇の殺陣が似合うが、本作では遂に片腕切断・仰向け状態のまま斬り合うと…