ガブXスカイウォーカー

シンドバッド黄金の航海のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

シンドバッド黄金の航海(1973年製作の映画)
4.0
本作は前作『シンドバッド7回目の航海』(1958)から約16年もたっているだけあって、特撮、美術、撮影、脚本、演出などあらゆる面でスケールアップ。見どころはやはりレイ・ハリーハウゼンのダイナメーション技術によるモンスターたちであろう。とくに陰母神カーリがシンドバッドたち数人の男と剣で戦うシーンは、実写と特撮の緻密な合成に驚かされる。
そしてもう一つの見どころはヒロイン、マルギアナ(キャロライン・マンロー)だ。褐色の肌、巨乳の女奴隷で、出てくる必然性はあまりないんだけど、ヒロインのお約束に従い怪物ケンタウロスの生贄にされそうになったり、花を添える。
ストーリーは古臭さは否めないが、次から次のサスペンスでハラハラドキドキさせてくれる良作だ。
本作は幼少の頃に親に連れられてロードショー公開を観に行ったり、TV放映がある度に必ず観ており、ちょっと思い入れがある。懐かしさ補正で大オマケして4.0をつけたい。