mizuki

アメリカン・グラフィティのmizukiのレビュー・感想・評価

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
4.5
確かに青春が描かれているのに、心は浮つかせない。メタ視点にも持って行かせないのに、限りなくリアリズム。え、なにこれ〜。ありそうでない感じ。


車を持ちたいと思うのが当たり前の時代。たぶん彼らはモテたくて買ってるんだろうけど、みんな持ってるから飽和してるっていうね。車持ってる普通に良い人は余りまくり、車もいい顔も持ってる人争奪戦になってる。青春だから!

「流行は、追うには速すぎるし、追わないのは退屈」みたいな10代のツイートが2, 3年前にバズっていたと思う。本当にそうだったよ。今思えば、追おうとしてなくても潮流の一部だったなって。若ければ若いほど、経験のインプット量は少ない。だからこそ好きなもの・嫌いなものを瞬時に判断できる。正しいと思うことをすぐに行動に移せる。だから、経験が少ないことは悪いことじゃない。多いのも悪いことじゃない。多ければ引っ張り出してくるのが大変だけど、知恵は多い。
「年の功」とか思って偉ぶってる大人は大嫌い。偉いかどうか決めるの自分じゃなくて他人だから。生きた年数も、経験値も、偉ぶる理由にはなりません。何歳の人間でも、今この瞬間を生きるということにおいては何も変わらない。命の重さも変わらない。0歳でも、50歳でも、100歳でも。短命は不幸?長く生きたからって幸せとは限らない。まあ個人的には若き死はいたたまれないけど〜。年齢なんか気にせず今を大事にしてようよ〜。なんか、そう思える映画だった。ジョージルーカスすごい。
mizuki

mizuki