クリーム

ジャイアント・ピーチのクリームのレビュー・感想・評価

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)
3.6
失敗した、歌うヤツだった。が、短いので耐える。実写とストップモーションアニメ、アニメーションを融合させた豪華な作品。孤独な少年とキャラ化した楽しい虫達の冒険物語。短いのでサクッと観れますが、製作には総勢130人のチームが2年かけている。普通に楽しい。

9歳のジェームスは優しい両親と暮らしていたが、大きなサイが現れ両親は食べられてしまった。意地悪な叔母2人に引き取られ、毎日こき使われて、虐められ、いつもお腹を空かせていた。ある日、蜘蛛を助けた。すると不思議な老人が現れ、紙風船を渡され、その中には魔法が入っていると言う。中には蛍光色の芋虫が沢山いた。老人は「君が第一歩を踏み出せばニューヨークへ行ける」と彼を励まし、紙風船の中身を逃さないように言う。この中身に触れた物には魔法がかかってしまうと…。しかし、中身をこぼす。すると、枯れ木に1個だけ桃が実り、どんどん大きくなった。叔母達は一儲けしようと企むのだが…。



ネタバレ↓



掃除をしていたジェームスは、1つだけ芋虫状の物体を見つけ、追いかけるとそれは、桃の中へ逃げ込んだ。お腹の空いていたジェームスは、桃の果肉をひと口食べてみる。すると、桃の中へ通じる入口が現れた。中心部には、魔法で巨大化した虫達、ムカデ、キリギリス、テントウムシ、ミミズ、ツチボタル、クモがいた。虫達とジェームスの冒険旅行が始まった。皆で紆余曲折ありながら、目指すはNYエンパイア·ステート·ビル。途中で、サメに襲われそうになったり、寒く凍り付く場所に迷い込んだり、皆で力を合わせ、NYについた。叔母達は追い掛けて来たが、蜘蛛の糸で吊し上げた。NYの子供達に桃を分け与えると巨大な種で家を作ってくれ、そして、ジェームスはその後も虫達と仲良く暮らすのでした。めでたし、めでたし。

ティム·バートンらしい個性豊かな虫のキャラや、意地悪な叔母達が面白い。私は、蜘蛛が一番好きでした。たまには、夢の世界に入り込むのも悪くない。
桃が不味そうだった。まるでヤン·シュヴァンクマイエルの様な…。いいのだろうか?子供向きなのに…。
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