Charlie

ジャイアント・ピーチのCharlieのネタバレレビュー・内容・結末

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメかと思ったら、最初は実写で始まります。

なぜ、桃に入ったらジェイムズがアニメ化するのか、そもそも、なぜサイが悪いやつなのか、なぜ雲の中から現れるサイが両親を奪うのか、なぜ桃がデカくなるのか、理屈抜きでいろんなことが起きます。

シンデレラのように両親を無くして意地悪なオバ2人に虐げられながら暮らすジェームズは、巨大化した桃に乗って虫たちと旅をします。そして、北の海の底では、"きっと「パイレーツオブカリビアン」はこれを参考にしたんじゃないか?"と思うような沈没船のガイコツたちと戦ったりします。

ニューヨークにたどり着く頃に実写に戻り、意地悪なオバ2人も車でやってきます。
ジェームズは旅を経て成長したのか、ニューヨーク市民の前で堂々とオバに反論。その時、虫たちがなぜかみんなの前に現れて、半信半疑だった市民を驚かせます(実写とアニメの融合)。オバは追い出され、ジェームズは自分が乗って空を飛んできた桃と虫たちをニューヨークの子供達に紹介。桃を振る舞うという破茶滅茶な展開。桃の種を家にしてセントラルパークで虫たちと仲良く暮らしましたとさ。

すごいですよね。寝ている時に見た夢をそのまま映画にしたような世界観で、恐怖もワクワクも愛も詰まっています。

この作品を作りたかった、というバートンの気持ちは分かる気がしました。
Charlie

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