けーはち

ゴーストライターホテルのけーはちのレビュー・感想・評価

ゴーストライターホテル(2011年製作の映画)
2.4
文豪達のボツ原稿が集まったホテルでバイトする作家志望の青年がそれらのボツ原稿をもとに、文豪の幽霊達にアドバイスを得る!──コミカルな心霊ファンタジー。文豪の集まる由緒あるホテルだってのに一切重厚感のない安いセット、照明、撮影にテレビのコントみたいな吉本芸人の文豪なりきりコスプレ目白押し。主演・阿部力は中国人クォーターのイケメン。お笑い好きの若い女性に向けた軽めの作品かな〜という感じ(ちなみに彼は数年前にSPEED上原多香子とW不倫して干されたみたい)。企画の趣旨はハッキリして好感は持てるし映画として云々などしかめ面して言うのもヤボだが、私がお笑いに疎いせいか豪華さも感じないし、笑わせるための味付けも中途半端。たとえば森鴎外は西洋好きで喋りもカタカナ語が多いとか設定されるが、そういう路線だと「おそ松くん」のイヤミくらいでないと笑えない。そうでなければルー大柴にやらせるとかもっと何かあるだろう。吉本縛りだとダメか。