りょうた

ローリング・サンダーのりょうたのレビュー・感想・評価

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)
3.8
ベトナムで捕虜を経験したチャールズ少佐が帰国し歓迎を受ける。しかし妻は地元の警官と不倫の関係にあり、息子はチャールズのことを覚えていない。式典に出席するとそこで報奨金として多額の銀貨をもらう。後日銀貨目当ての強盗グループが家に押し入り、金の在処を言わなかったチャールズは暴行を受けた末に片手を失い、妻と息子を殺されてしまう。ベトナムで共に戦ったジョニーと、男たちを探し出し復讐する。
帰還兵が直面する生き辛さや疎外感。ベトナムの記憶がフラッシュバックし眠れない。追い打ちをかけるように起きた事件によって奪われた家族。あまりに過酷な現実。復讐劇ではあるがそこにカタルシスや爽快感はない。軍服に着替え復讐に向かう2人の格好良さ。でもすべてが虚しい。
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