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ブレックファスト・クラブのayukaのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
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ううう〜ん。話し合いの場面が全然頭に入ってこなかった!あれってそれぞれの話噛み合ってる?映画の中の会話って自然な会話じゃないことが多いと個人的に感じるんですが。(それはもちろん作り手の意図を限られた時間に収めるためだと思うんだけど)わたしがボーッとみてたせいなのかなんなのかあんまり入ってこなかった。そして5人の性格バラバラが喋るので、そのキャラクターの気持ちを汲んで言ってることを理解するのに追いつかなかったんだな。それぞれがどんなことに苦しんでるかは分かったけどさ。

みんな親に対するコンプレックを抱いていて、それは高校生とか思春期ならではの時期に確かに感じた強烈な憤りだと思う。わたしはその時期をもう越してしまったから感情移入するのが難しくなってしまった。そんなに親からのプレッシャーを受けたこともなかったし。

ちょうど映画が作られた時期の主人公たちと同じ年齢のアメリカのティーンには、共感できる部分が多かったんじゃないかな。今よりもずっと親は保守的であったり、世間が親のあり方に今よりもっと無関心だったんじゃないかと勝手に想像してる。

10代の頃は親や学校や先生への反抗、世界が広がった20代は社会や世界の理不尽への反抗、、、ってきっと年を重ねても納得できない怒りはずっと私たちのなかにあると思う。そんな10代の憤りを描いたのがこの映画だと思った。

最後に、「ぼくらは、ガリ勉とかスポーツマンとか不良とかって言葉で片付けられない」っていうような言葉にはすごく共感した。人間、もっと複雑で色んな側面があるんだから、ラベルをつけたり心理テストで性格決めないでよバカヤローってね!
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