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人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇のnorのレビュー・感想・評価

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戦中の日本を描いた作品。1959年のモノクロ。もはや60年も前。映像見るだけでも価値がある。月日が経つにつれ細かい空気感や風景、人の顔、いろいろなものが変わり失われていくから映画という形でかなり近いであろう様々な場面を観れることが貴重!

本当に、話し方も顔つきも体型も、現代の日本とは随分ちがうんだな。
役者さんの演技はいかにもだったり、まあまあ誇張されてたり美化されてることを差し引いても伝わることは多い。
本や人から聞く話より、映像と物語で瞬時に理解できる映画という情報手段を発明した人類はすごいな。
けれども戦争はなくなってないし、不条理な暴力や差別も存在してる。
この偉大な発明映画の力で、少しずつでも明るくなっていったなら。
なんだろうな、古き良き時代と思う部分と、古くさくて現代では受け入れがたい部分と半々かな。
モノクロも、カラーより美しく感じてこれはこれで良いなぁと思ったり。

若き仲代さん美形✨
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