家族の為、会社の為、真面目に勤労奉仕してきた中年男性の悲哀溢れる良作。
タイトルの『汽車を見送る男』とは、自分もいつかあの汽車に乗りパリに行きたいと夢見ながら、踏切を超えて通勤する事から。
ある日、会社に刑事が来て帳簿を見たいと言う。社長に言われて見せる完璧な経理の帳簿。彼の仕事には一点の曇りもない。
ところが翌日、夜中にこっそりと社長が帳簿を燃やして逃亡を計っていた。偶然見つけた男は意外な行動に…
何ですかね。やるせない。ずーっと真面目に生きてきた男のネジが外れてびっくりのアレコレ。悪い人ではないけど!
あんな美女が自分に振り向くと思うなんて。よく考えて!無いから!
最後は本当にもう駄目かと。ああ…
刑事さんが良い仕事していました。