ハヤシ

クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望のハヤシのレビュー・感想・評価

3.6
「しゃべるシロ」の印象から、幼稚園か小学校低学年の時に観ている。

SF。戦国時代へと飛ばされる単なるファンタジーかと思いきや、終盤ではタイムパラドックスが発生するあたり妙に凝っていて、この点も大人向け。あとメタ発言が多い。笑

本編の大部分が異世界(戦国時代)の話になるが、個人的には現実世界の春日部や他の都市が出てくる話の方が好み。とはいえ初期作品として結構攻めた設定だと思う。

野原家の親-子と夫-妻で会話の内容やトーンが違ってて妙にリアルなところが好き(めっちゃ丁寧に作られていると思う)。笑い合ってるシーンなんか、マジで良い家族だなって思う。劇中のひろしのヤキモチの描写が印象的。みさえがかわいい。

終盤のロボットバトルでコマンド入力の場面があったのは笑った。しんのすけとシンクロする、というような説明もありエヴァンゲリオンのパロディかと思ったが、エヴァのほうが半年ほど後だった。

胡蝶の夢を意識した場面なんかもあり、シブい。
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