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時計じかけのオレンジのmoviebox999のネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

この時代の近未来を実に上手く演出できている。
監督の特徴である色彩の濃淡が、近未来感の表現に一役を買っている。
暴力性の表現、性の乱れが横行している街を、実に上手く表現している。
プライムビデオで観たのだが、様々なシーンのカットや、翻訳が意訳されていない面が非常に作品の資質を下げている。
カタカナの言葉ばかりで、意味が分からない表現を押し付けられているようにしか思えない。
これはプライムビデオ側の配慮だろうが、結果的に作品を貶めている。
このコンテンツで初めて観た人には、この映画の良し悪しも分からないままであろう。
前回観た時よりも、内容の理解は出来たが、ストーリーとして尻すぼみだった事は否めない。
あり得ないだろうが、リメイクするのであれば、序盤・中盤・終盤のバランスを考えれば、更に良い作品になると思う。
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