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時計じかけのオレンジのtakehiのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.1
名画座でキューブリック作品を見ていた頃、、R指定でもなく一般の映画としてこのような過激な作品も観ることができました。
数ある映像作品の中でもこの作品を伝説のように語ってしまう理由は1971年当時このようなブラックジョークが強烈な近未来バイオレンス映画作品が無く、衝撃的だったからと思われます、かつその洗練された映像はその当時の映画とはスタイリッシュさが段違いで、音楽の使い方も斬新でした。(映画の賞も沢山受賞しています)
ただしキューブリック監督作品は観客自身が映像を見て、考えたり想像したりしなければならないところもあり不親切なアート系な作品でもあるのでご注意ください。。
この映画の影響を受けた犯罪者は少なくなく、脅迫を受けていたキューブリック監督は自身やご家族を守るためイギリスでの上映中止を要請するほどでした。

好き勝手に快楽と暴力に生き過ぎた男アレックスの数奇な半生を臨場感溢れる映像と音楽で体験させてくれます。 性的、暴力表現は露骨で耐性の無い方はトラウマ覚悟でお挑み下さい! バイオレンス映画が好きな方は古典のお勉強のつもりでぜひ鑑賞してください、義務教育的作品と思います(笑)
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