ぽん

ミーン・ガールズのぽんのレビュー・感想・評価

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)
3.5
なんだかダルい休日には大好物のチック・フリック(女の子映画)だなってことでチョイス。
いや~大正解。楽しいったらありゃしない。今から20年も前の作品なのでキャストが新鮮?です。レイチェル・マクアダムスがイケイケ女子チームの女王様。取り巻きの一人がアマンダ・セイフライド。そしてヒロインはリンジー・ローハン。このころはぶっちぎりで可愛いかったなー。

アフリカ育ちのケイディ(Rローハン)が故郷のアメリカでハイスクールに転入。最初こそカルチャー・ギャップに戸惑うが、学園の女王様のチームに招き入れられ、だんだんそこでのし上がっていくってな話。純朴だったケイディが、朱に交われば赤くなるでイヂワルな女(ミーンガール)になっていく、その変わりっぷりが見もの。プラスティックスと呼ばれてる、このカースト上位チームの女子たちが何しろ面白いのですね。お勉強は出来ないけど見た目はサイコー。陰口の叩き方とかイヂワルの仕方とかすごく分かりやすく、清々しいほどアホなのでw全く憎めない。オモロイなーこの子たちって笑って見ていられる。Rマクアダムス演じるレジーナは、女王様だけあって少し手の込んだイヂワルをやるけど、それでさえホノボノしたもの。ケイディが自分の元カレに惚れてるのが分かったら、急に逃がした魚は大きい的にヨリを戻すとか。人が欲しがる物には付加価値がつく。分かりやす過ぎる。人として浅すぎる。可愛い。(えっ)

転校当初ひとりぼっちだったケイディと友達になってくれた個性的な男女とはだんだん疎遠になって、本当に大切なものが見えなくなってたワタシ・・・みたいな、もう王道中の王道これぞアオハル300万回観てるクリシェにもきっちりキュンとなる自分。アホだわー。

脚本はぬるめ、あちこち破綻してるしエピソードの掘り下げ方は浅いし、終盤の展開も悪趣味でギョッとするけど、まるっとハッピーエンドにしちゃう強引さに、ここはもう笑ってついてくしかない。いいんですよ、こういうのはこれで。で、「自分の問題に集中した方がいい」は真理ですね。
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