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マイ・フェア・レディのlaszloのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
4.0
1964年 アメリカ
監督 ジョージキューカー
脚本 アランジェイラーナー

昔観たミュージカルを久しぶりに鑑賞

ロンドンの貧民街で花を売る貧しい少女イライザドゥーリトル
男尊女卑で独身主義に凝り固まった言語学者ヘンリーヒギンズの実験台にされてイギリス上流階級の言葉を徹底的に叩き込まれます
最初の苦労を乗り越え上品な言葉を覚え始めるとイライザはドンドン綺麗で魅力的な女性に変身し華々しく社交界デビューを果たします
しかし彼女の魅力にまるで気付かないビギンズ教授とその教授に愛想を尽かすイライザ
2人の関係はどうなる?

当時のブロードウェイミュージカルの映画化です
殆どの俳優が舞台からスライドしてキャスティングされたそうですが主演女優だけはジュリーアンドリュースからオードリーヘップバーンに代えられてしまいました
そして本作は第37回のアカデミー賞の8部門を受賞します(オードリーは主演女優賞にノミネートもされなかったようです)
しかし翌年はサウンドオブミュージックが作品賞を獲り昨年に悔しい想いをしたに違いないジュリーアンドリュースが見事主演女優賞に輝きます

大袈裟に描いているにしてもそのあまりにも前時代的な価値観に若干違和感を覚えるかもしれませんが時を経ても名作には違いありません“そんな時代もあったのか“と大らかな気持ちで鑑賞すれば数々の名曲と共に楽しめる作品です

読んだことはありませんが原作ではイライザはビギンズの元には戻らないそうですがミュージカルではハッピーエンドに書き換えたらしいです
現代の感覚では原作の方が共感を得られそうです

古い作品ですが是非ご覧になってみてください
みなさんがどう感じるのかこの後レビューを読むのが楽しみです
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