ていざむらい

マイ・フェア・レディのていざむらいのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
3.6
往年の名作ということで、半年くらい前に鑑賞しました。言語学者の偏屈おじさんが、下町の粗暴娘の言葉遣いや所作を矯正し、立派なお嬢さんに育てていく、というあらすじだけは知っていましたが、その内容は意外と荒っぽく、思っていたより全然スパルタだったので驚きました。ラブストーリーというのも一応把握してたのですが、オードリーの相手役がおじさんすぎるのと、それ以上に性格に難がありすぎたためあまりオードリーの気持ちに寄り添えず、ラブストーリーとして見るより、サクセスミュージカルとして鑑賞した方が気持ちいいと思いました。本当、友人のおじさんの方がいい人すぎて、余計相手役のおじさんの自己中な性格が目につくので、ヒロインはどこに惹かれたんだろう…?冷たくされると燃えるタイプなのかな…と最後まで疑問でした。けど時代を超えて愛されているのは納得の作品だと思います。恋愛に目を瞑れば、シンプルに下町娘の成り上がり奮闘記って感じで楽しく見れました。最初から最後まで、ミュージカル部分もすごく良かったですしね!