呉の大和ミュージアムに行き、興味を持ったため鑑賞した。
死ぬと分かっていて、戦争に向かう15.6歳の若者たち。彼らが近親者に別れを言うシーンは見ていて本当に辛かった。
約3000人が沈んだその日。
その死にはたして意味があったのか。現代の私の価値観で感情的に判断することは決してあってはならない。個々人の行動や死を否定することはすべきではない。
ただやはり戦争というものは100%間違っている。
また、この映画には敵の姿が映らず、日本人だけが登場するのが印象的だった。「大和で時間を共にした人を本当の仲間だった。」ということを大和ミュージアムの中で流れていた映像でも言っている人がいたが、戦争は敵が憎くてやるのではなく、仲間のためにやるものなのだろうと感じた。悪意ではないからこそ、止まらない。本当に怖い。
呉市に行き、この映画を観て良かった。