Aki

市民ケーンのAkiのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.7
時制を遡る形式で1人の男の人生を振り返る内容。擬似ドキュメンタリーの中に、ダイイングメッセージを探るミステリー性もある。
とりわけ様々な映画技術を生み出した功績のある歴史的作品であるとのこと。


ホラーのようなOP。
メディアが世論を作り出すってことの危険性を描いていて、批判的。現在と変わらないなと思う。

富と名声を得ても最後は孤独に死んでいく。
ローズバット。ソリに描かれたそれは家族愛の象徴だったのか。スノードームを握りしめ、雪の日に遊んだ楽しさを求めていたのだろうかと切なくなる。


オーソンウェルズは当時20代半ばだったらしいけど全然見えない。常に貫禄があって中年以上の容貌。ディカプリオに見える。ウルフオブだ。
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