亘

市民ケーンの亘のレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.8
全く古さを感じない作品。
C・F・ケーンが亡くなるシーンから始まり、周囲の人々の回想シーンを元に彼の生前そして最期の言葉「バラのつぼみ」の謎に迫るという現代でも通用するストーリー構成。
栄華を極めた彼が、不器用で人を愛することができず孤独だった(過去にも原因があるけど)という背景は現代の作品でもありそう。撮影技術についても今は当たり前の、全てに焦点があった映像は当時は画期的だったらしい。
オールタイムベストって言われる理由が分かったような気がする。いいものって時代を越えて理解できるんだなって思った。
亘