りす

市民ケーンのりすのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.8
2016年192本目、10月5本目の鑑賞

1000本目のレビューということで何にしようかなぁと考えていたんですが、やっぱり超大作にしようと思い、この作品を選びました
映画史上最高傑作の一つと呼ばれている今作です
これだけ昔の作品を現在でも沢山の人が観ているという事実だけでも今作の偉大さは伝わると思います

内容から伝えると新聞王ハーストという実際の人物を題材として扱った作品です
ハーストが存命していた為、今作発表の際とても怒ったという話は有名ですね
今作の見所は時系列をズラすという大胆な構成やカメラワークなど後に大きな影響を与えている様々な技法です

とりわけ私は構成に惹かれました
時系列が前後するのは当然のこと、序盤に主人公に感情移入しやすい描写を入れているという点が鑑賞者を惹きつけます

冒頭とラストの遊び心満載の言葉は今作をさらなる高みへと浮上させてるように感じました
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