あら丸

市民ケーンのあら丸のレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.4
僕は現代の人間だ。現代の人間がこの映画を観たとして、感想は「まぁまぁ面白い」だろう。しかし、驚くべきところはそこなのだ。目の肥えた現代の人々がみて「まぁまぁ面白い」と思えるところに凄みがある。
当時の映画界においてこの作品の演出方法は斬新だったという。つまり、この映画がスタンダードを築き上げたのだ。
サイコしかり、こういう映画のおかげで今の映画がある。

さて、内容は華麗なるギャツビー的な奴だ。そっちの方が後なわけだが。
一人の大富豪が愛に飢え愛を得るためにあがき、孤独になる。
結局彼は彼しか愛せなかった。
あら丸

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