ハミングバード

市民ケーンのハミングバードのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.5
オーソンウェルズ若干24歳での監督デビュー作であり歴史に残る名作を作りながらも、ケーンのモデル(誰でも判るわな(笑))であるメディア王ハーストから、圧力をかけられ、カットはするわ、赤狩りの時代に自らの新聞でオーソンウェルズは共産党だと捏造されたり、挙げ句の果てに文句無しのアカデミー賞候補作も脚本賞のみで終わったという何ともいわくつきの世界一と言われる作品です。しかしこの新聞王は捏造記事で世論を煽りアメリカとスペインの戦争を始めさせたというから、何とも新聞もアカデミー賞もその程度のものであるということも教えてくれた。映像技術の宝庫として有名ですが、そんなこんなの知識を頭に入れて数十年振りに観賞しました。観ておきたい一本であるのは間違いないです。
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