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いぬのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

いぬ(1963年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

着いて行けなくなりそうだなと思いある程度予備知識を付けてから観たら大正解で、おかげでちゃんと置いていかれずに済みました。(サイト作ってくれた方に感謝)
ストーリーは勿論、一つ一つのカットもお洒落でカッコよく、特に始めのただただ歩くモーリスを映した長回しOP、シリアンが懐中電灯を持ってこっちに向かってくるシーンのカメラワーク(定点カメラ?)、受話器を持つ手と窓から見える雨、マズルフラッシュで一瞬映る暗闇の中の影など音楽もお洒落で眺めているだけでも楽しめました。
実はいぬはテレーズだったという真相だったり、勘違いで依頼してしまったシリアン殺しを止めに行くラストも緊迫感があり面白かったです。
劇中時おり観れる、シリアンの早撃ちもかっこよかったです。
信じる人間をちゃんと間違えちゃいけないなと思える、かっこいい作品でした!
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