裕次郎

いぬの裕次郎のレビュー・感想・評価

いぬ(1963年製作の映画)
5.0
久しぶりにメルヴィル。

一見抑えたミニマリズム演出だけど本当にきめ細かいショットづくり。

ベルモンドがサツに聴取されるシーンの全く乱れのないロングテイク、バーのカウンターを歩く女の脚の行き来する絵画的パースペクティブ、ラストの雨のドライブの見事なPOV、主張しすぎず完璧に映像に馴染んだ音楽。

挙げたらきりがないカッコ良さ。
裕次郎

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