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シン・レッド・ラインのkyokoのレビュー・感想・評価

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)
4.4
作品の底辺に全編通して流れる神への畏怖のような畏敬のようなそして祈りのような物を感じた。『天国の日々』以来20年振りの作品という事で私は期待と同時に「何故今になって…」という思いを持っていたのだけれども観てみて、相変わらず監督は光を追い求めているのだな、と思った。
戦争を扱った映画でこのような表現で淡々と見せつけられたのは初めての事だった。どんな爆撃のシーンでも感じるのは静寂。
迫力のあった日本兵を演じた方々、あなた達は誰ですか?

あと、ショーン・ペン演じる軍曹を初めスター俳優が大勢出演しているのだけどだから何? って感じ。私のお気に入りジョージ・クルーニーがたったあれだけの出演でも気になりませんでしたよ、ええ(やや嘘)。
ところでもし私がアカデミー会員だったら作品賞には『恋におちた~』ではなくこちらに一票投じていた事でしょう。
長い映画はあまり好きではありませんがこれはちっとも長さを感じませんでした。
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