ツナ缶

シン・レッド・ラインのツナ缶のレビュー・感想・評価

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)
4.0
テレンス・マリック監督の深い味わいのある戦争映画、戦争物はいくつも見てるけど個人的に一番感銘を受けた作品かな。

あらすじは、太平洋戦争のガダルカナル島での戦いを描いた哲学的な映画。
見る人を選ぶ映画で、戦争の英雄を求めてたり、ショッキングな内容であったりを求めてる人には、正直向かないだろうし、長いだけで退屈だと感じてしまうかも知れない…。同時期に「プライベート・ライアン」も上映されて、分かりやすい戦争映画だからアカデミー賞を「プライベート・ライアン」が受賞したけど、同時期に見て戦争の虚しさを感じて、戦争なんてしない方がいいよねって思ったのは「シン・レッド・ライン」の方だった。
自分も物事を俯瞰して哲学的に見てしまう方だから感銘を受けて、ずっと印象に残ってたからDVDを購入して見たけど本当によかった。戦争は英雄だったり、勝者の昂揚感を見せるより、虚しさや、考える意味を持たせた方が個人的にはグッとくる。
見せる映像はすごく美しい。

俳優陣は豪華でジム・カヴィーゼルとショーン・ペンは物語を通して出てくるけど、ジョージ・クルーニー、ジョン・キューザック、ウディ・ハレルソン、ジョン・トラボルタなんかは少ししか出てこない。
ツナ缶

ツナ缶