ハレルヤ

シン・レッド・ラインのハレルヤのレビュー・感想・評価

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)
3.7
太平洋戦争時のガダルカナル島。アメリカ軍はこの島を抑えようと攻撃を仕掛けるも、日本軍からの猛反撃を受けて苦戦する。その様子を若い兵士たちの姿を通じて描く戦争映画。

20年以上前に一度見たことのある映画でしたが、当時は長いし戦闘シーンも少ないし印象に全然残らず、今に至るまで内容もほぼ忘れた状態でした。今になって改めてキャストを振り返るととんでもなく豪華キャスト。感想も違って見えるかもと再鑑賞へ臨むことに。

ほぼ同時期に「プライベート・ライアン」という戦争映画の金字塔がある事で、どうしても比較されがちな本作。確かに戦闘シーンの凄まじさは明らかに向こうが上。でも改めて本作を見ると同じ戦争映画でも一概に全てを比較出来ないなと感じました。

ガダルカナル島という美しい海や自然に囲まれた環境で繰り広げられる死闘。それを通じて戦争の愚かさ、命の儚さがより一層大きく伝わってきます。戦争そのものの無意味さを問いかけているラストシーンも響きました。

ショーン・ペン、ジム・カヴィーゼル、ジョン・キューザック、エイドリアン・ブロディ、ニック・ノルティ、ウディ・ハレルソンなどという顔触れ。そしてジャレッド・レトにジョージ・クルーニーまで。皆若い!初見時は知らずに見てたので新鮮でしたね。

見ていたら不思議とあっという間に流れた3時間。どこか芸術的な雰囲気のある作品だと改めてその魅力に気づけた2回目の鑑賞でした。
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