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非常線のlemmonのレビュー・感想・評価

非常線(1953年製作の映画)
3.5
脱獄した3人の男たちと、囚われた市民。
隔離された街でドラマが生まれる。

準主役級のスタアが勢揃いで心躍る。

普段は医師の嫁として憧れの明るさがあるばずの女と、酒場で働く夜の女の対比が面白い。残念無念な医師の嫁。アレクシススミスがこれまたうまく演じるが、あ〜なんて情けなく、人間は弱いのかと痛感。いくら外堀を固めようが、中身のない滑稽さがよく表れていた。それに引き換えジャンスターリング演じる女が潔くて、カッコイイことこの上ない。
二人とも素晴らしかった。


犯人同士の綻び。計算不足の計画。
それに囚われた市民もなかなか力を合わせることが難しい状況。こんな時に私生活持ち出すんかいな😓。事件の前にもともとあった遺恨が邪魔をする。いい意味でもやもや、もやもや😖。


クライマックスはどうなることかと見守る。
リチャードイーガン演じる医師の魅せる表情の複雑さに痺れる。

なかなかでした😄。


緊張感を生む材料が核兵器。
当時は映画館で観ようと思った人少ないのではなかろうか😅。
最後の資料映像を使いたいが故の映画なのか?と感じるとこが大いにマイナス。
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