メシと映画のK佐藤

ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影のメシと映画のK佐藤のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作の駄目だと感じた部分がほぼ全て解消されていて、気持ち良い位の快作となってました。
続編の理想型だと思います。

とんねるず無しだと成立しなかった作品とはいえ全編に渡りとんねるずのクドいコントと化していた事。
愛する人を助ける為に汚れ嫌いと云う致命的な弱点を克服して敵を倒すと云う折角のヒーローものとして素晴らしい展開を魅せる機会を逸していた事。
ウルトラマン作品なのにゼアスの活躍が少なかった事。
これら前作で個人的に駄目だと感じた部分なのですが、本作ではお笑い要素を大幅に削減(と言っても、ベンゼン星人夫婦の下ネタには苦笑してしまいましたが…💦)し、ウルトラマンシャドーに敗北を喫したゼアスが修行を重ねて大逆転すると云うこれまたド直球なヒーローものの王道を行くアツい作品に大変身を遂げる事により、上述の駄目な部分を解消出来ていたと思います。
勝人の修行先が空手道場(正道会館)だった事から、上述の展開と相まって個人的には「ベスト・キッド」と本作が重なって見えました。
特別な技を習得して強くなるのではなく己の心を鍛えて強くなる…中々にアツい作品に仕上がっていました。

前作同様ウルトラシリーズファンには嬉しいウルトラ作品ではお馴染みのキャスト陣がカメオ出演されていたのには笑かして貰いました。
薩摩隊長役の森次さんはカメオ出演どころではなかったのですが、劇中のセリフや勝人の正体を見抜いていたかの様な描写から、薩摩隊長=ダンなんでしょうかね😅