ミナカ

SAYURIのミナカのレビュー・感想・評価

SAYURI(2005年製作の映画)
4.2
ラストサムライから続けて鑑賞、ハリウッドが送る日本舞台映画!

日本だけど言葉は英語。さらにところどころ日本語も混じえたりしてて、これは「日本に似た国の物語なんだ」という、ある意味ファンタジーに近い解釈でこの映画を楽しめました。言語のちぐはぐさがエスニックな神秘性を醸し出しています。

ストーリーや構成はさすがのハリウッド!畳み掛ける展開が続くが決して難解と感じさせない手腕が凄い。光や色、舞台背景も凝りまくってて目を奪われます。狭い路地がメインなのでカメラはロングではなく手持ちでのショットを多用してて、臨場感ばっちり。この撮影法によりドラマ性が増している気がします。

サユリが舞台で踊る様は、あまりにも美しくスリリングで目を奪われました。

そして初桃の圧倒的な存在感やカリスマ性を纏った悲哀感は鳥肌モノ!完全悪役キャラなのに共感させてしまう演技力のクオリティはまじで凄い!ちょっとした表情や目配せが上手い!!!
ミナカ

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