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SAYURIのoncochiのレビュー・感想・評価

SAYURI(2005年製作の映画)
3.0
貧しさゆえに置屋に売られた少女が、偶然橋の上で知り合った紳士に恋をして、「もう一度会いたい」の一念で京都一の芸者にのし上がっていく。。。

流石、スピルバーグがかんでるだけあって、メチャクチャ綺麗に撮れてるし、中華風テイストが混ざったような、妙ちくりんな色彩もなかったんだけど・・・
(でも相撲の『満員御礼』の字は酷かった。謙さんか、桃井姐さんが書いてあげれば良かったのに?)
やはり言葉がなぁ、簡単な挨拶だけは日本語で、それ以外は全部英語。
私には所詮、英語の上手下手なんぞ判らないので、日本人の英語も中国の女優さんの英語も皆さん、上手やなぁとしか思えないのですが・・・
反対に、そのほんの僅かの日本語の挨拶に物凄い違和感を覚えました。全部英語で良かったんちゃうん???

それと気になったのが髪型。。。
芸者さんってのは、あの「マツケンサンバ」の腰元ダンサーズさんの日本髪ぢゃないのかなぁ?
なんか、映画では見たこともないような結い方をしていて、素人の目から見ても、かなりヘンでした。。。

それでも外国の人から見れば、かなり日本っぽく見えた事でしょう。五重塔の後ろに富士山が映る事もなかったし(笑)
しかし、ラストは中途半端にハッピーエンドで泣くに泣けない(^^;)「吉原炎上」みたいな壮絶な最期を期待してたんだけどなぁ。。。

まぁでも、渡辺謙がかっこよかったんで、それで良い事にします
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