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征服されざる人々のmhのレビュー・感想・評価

征服されざる人々(1947年製作の映画)
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セシル・B・デミル監督の弩級スケール西部劇。
勇敢な騎兵隊が残虐なインディアンに立ち向かうというオーソドックスな西部劇に、ヒロインとのロマコメを掛け合わせてる。
どんな時でも恋愛のことしか考えてないヒロインは見ててストレスだけど、当時の作劇だったらまあそんなもんか。
インディアンたちに戦いの帯が回る前に、平和の帯を回せとか、理屈はわかるけど、変なプロットだった。
とはいえ話は無駄なくわかりやすい。転がりがいいので、二時間半があっという間。
特筆すべきはエキストラの数。通常の5~10倍のモブを用意している。彼ら全員分の衣装、メイクとか考えると時間もそうだけど、かかってるお金がとんでもない。セシルBデミル監督の映画はそんな見てないんだけど、毎回こんななの? クライマックスのピッツ砦の攻防で混乱する砦内の様子とかほんとすごかった。群衆が入り乱れてる様子をカメラに収めるのとかすげー大変そう。
ヒロインの衣装とかも目に見えて、いいものだった。
戦争映画と間違えて借りてしまったんだけど面白かった。
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