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マリと子犬の物語のnodoubtのレビュー・感想・評価

マリと子犬の物語(2007年製作の映画)
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※記録用です。

2004年10月23日17時56分。
確かその日は土曜日、休みだった僕は布団の中でダラダラウトウトしていました。
するとそれほど大きくない揺れでしたが体に感じました。
地震自体、東京で珍しいことではないのですが、その時はとにかく揺れの時間が長かったのをよく覚えています。
そして何となく気になってテレビをつけるとそれが新潟県中越地震でした。

この物語はその時、最も被害の大きかった旧山古志村で実際に起こった少女とその家族、そして愛犬マリとその子犬たちの物語です。

自宅が倒壊し、その下敷きとなってしまった少女と祖父。
その時、2人を必死に励ましたのが、そして2人の命を助けたのがマリでした…。

まず実話が基だけに地震によって家が倒壊しバラバラになるシーンは衝撃的でした。
そして少女、彩とマリの心の交流は温かくて、だからこそ2人(匹)の別れは辛かった。
自衛隊のヘリに救助された彩を、やむを得ず取り残されたマリがひたすら追いかけるシーン。
彩役の佐々木麻緒ちゃんの迫真の叫び声が響きます。

「マリィィィッッ!!!!」

もう号泣です。

お兄ちゃんもおじいちゃんもお父さんもお父さんの義理の妹も村の人も自衛隊の人も、ここに出てくる人はとにかくみんな優しい。

船越さんのオーバー気味な演技と、マリたちを襲う災難の数々はちょっとやりすぎかなと気にはなりましたが、佐々木麻緒ちゃんとマリ役のワンちゃんの名演技に素直に感動しました。
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