MasashiMikame

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫のMasashiMikameのレビュー・感想・評価

2.9
ええーっ!まんが道の中ではまあまあマトモだった赤塚氏が…ホント?

赤塚不二夫(浅野忠信)と編集者(堀北真希)のどこまでフィクションなんだかわからない痛快バカ武勇伝。原作はこの小学館編集者で男性らしい。

型にはまらないギャグメーカーの赤塚不二夫はすごい数のキャラクターを生み出した。俺はバカボンとデカパンが好き(デブ好き)。紋切り型をぶっ壊しまくるイメージの赤塚不二夫。マンガを読んでの想像だと、実に皮肉の効いた計算高い頭の良い人って感じなんだけどな?バカに核心を衝かれてグウの音も出ない、しかも、これでいいのだ!と声高に叫ばれてしまうパワープレイ…実に天才!その赤塚不二夫がひたすらバカを垂れ流しながら映画は進む…んだけど…へ?それって伝説なだけで、これ、どこまでホントよ?って感じ…って言うかさ?ナンセンスギャグマンガを書くためにたどり着いた境地がそこなだけであって実際はさ?って思うんだわ。だから映画の途中で少し弱みを見せるエピソードが出てきて「おー!やっと!来た!これこれ!こーゆーの!」となるものの、またすぐにいつものタリラリラーン(先生曰くバカの音らしい)になるんだね。7、8割方タリラリラーンなんだよね。ふぇーっ…なんか疲れる…

もうちょっと裏の裏を観れることを期待してたもんでさ。こちらの都合で申し訳ないが、これでいいのだ!とは行かない。

一番面白かったのはサンデーvsマガジン。
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